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これは、まず手に取ったときに分厚いね。


しかし、それ以上に読み進めるのに時間がかかる要因が、表現が非常に独特の言い回し・口調であるということ。これは普段音楽聴きながら読み進める僕が、音楽を聴かないで読むことになるくらいです。そしたらスッキリ読めました。


読みごたえはあります。

この本は4部構成で、主人公の「私目線」で話が進んでいくが、この4部の時系列が1列に並んでいるのでなく、4列に並んでいるのであります。だから、第一部が終わっても、第二部になるとまた第一部と同じ時間に「私目線」で話が始まるわけである。いわゆるパラレルワールドというものである。


主人公が迷い込むパラレルワールドでの出来事が具体的に表現されているので第4部だけはちょっと毛色の違う感じになっているけど、他3部は日常的な話が展開されます。それまでの3部で出た内容が4部にまとまってでてくるので伏線といえなくもないかなと。それに各話でパラレルをにおわせる出来事が多少は起きているので面白いかと。


主人公がバラ色の学生生活を得るために、映画サークル「みそぎ」、弟子求ム、ソフトボールサークル「ほんわか」、秘密結社「福猫飯店」に入部するという選択の違いで各パラレルの物語が開始されます。


説明はこの辺にしといて、この本のすごいところは、パラレルだからといって各話において至るところで同じセリフがバンバン出るし、コピペ満載である。それでそのまま本になったあたりがすごいね。基本的な筋はすべて同じで、結末もほぼ同じなのだが、過程が若干違う。変な本である。


キャラクターもそれぞれが独特で、非常に面白い。普通な人はまるでいない。舞台は京都だけど、完全非現実で、それでいて日常が描かれるという不思議。基本は同じだけど各話で登場人物の立場が若干違ったりしているので感想が書きにくい本ですが、嫌いではなかったです。夜は短し歩けよ乙女を読んでるとなお良しといったところかな。


一言で言うと「変な本」でした。


キーワードは「コロッセオ」。それだけは間違いないようです。


彼の成就した恋の話の続きを見たいものですね。
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